2013年6月1日土曜日

上手くいかない状態を止める

ソフトウェア開発で問題を起こしているチームを見ていたら、彼らは「上手くいかないことがあった時に作業を続けている」ということに気がついた。

どうしてそうなるんだ?

でも思い返してみると、同じようなケースは過去にいくつも見ている気がするんだ。珍しいことでもなんでもない。つまり・・・

「上手くいってる時には満足してすぐ止める」
「上手くいってない時はなんとかしようと続ける」

こんな感じ。たぶんこれ、多数派なんだと思う。

私が知る限り、ソフトウェア開発者で「あの人ちょっと普通じゃないよね」と言われるくらい優秀な人は、多数派とは違う行動パターンで動いている、気がする。具体的には・・・

「上手くいってる時には調子に乗って続ける」
「上手くいってない時は作業を止める」

つまり、上手くいってない状態は続けないほうがいいってことなんだよね。上手くいってない状態の時に、より良い判断とかより良い選択ができるとは思えないからね。

そんなわけで、上手くいってない時はとりあえず作業を止める。

止めるだけなら影響は明確だし、いつでもできるし、間違いとかないよね。そして何より、上手くいってない状態を続けるより何倍もいい!

上手くいってない時にはその状態を続けないこと、作業を止めること。これを実践するだけでも生産性は上がると思うよ。生産性が低い状態のイメージが弱くなるからね。